札幌 引っ越し 釧路へ

この2日間。晴、雨、曇り。目まぐるしく変化する。

過去のブログで何度も書いてきたとおり、2017年6月24日と25日を使って札幌のアパートに置いていた荷物を取ってくることになった。私自身は4月に実家の釧路に帰っていて、札幌の家賃を払い続けているためだ。これ以上荷物を置いているだけでも半永久的に家賃が発生してしまうので…

24日、朝5時起床。パンを食べ6時に家を出る。まずは私の車に家族3人が乗り札幌のアパートで荷造り。翌25日に父の仕事の上司で身内の伯父とその息子さん(私の年齢のかなり離れている従兄弟)が会社の4トントラックで札幌に乗り込み、皆で引っ越しをするという日程だった。

お金の関係上、業者は頼めない。荷造りと引っ越しを頼んだらそれだけで20万はかかってしまうので…

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土曜日の早朝なので車は全く居なく快適なスタートを切った。

ただし、車の中では夫婦喧嘩に親子喧嘩… それぞれの想いが別の方向で険悪な状況だった。

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阿寒から高速に乗る。

途中3度のトイレ休憩。母のトイレが近いので…

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パーキングのトイレは綺麗で快適だ!

高速を夕張で降り、もしメロン農家の直売場がやっていればお土産にメロンを買おうということになる。

他の客は居なかったが、幸い直売場が開いていた。直売場のお姉さんに話しかけるとどうやら24日からオープンとのことで私たちがその最初の客だったようだ。これはナイスタイミング!

ただし、お目当てだった安い価格のメロンが無く、6000円等高価なメロンとゆるキャラの「メロン熊」の商品が数えるほど売っているだけだった。どうやら安いメロンは7月にならないと販売されないようだ。

う~ん。これは残念。今回の引っ越しと部屋の退去で多額のお金がかかってしまうので、泣く泣く直売所を後にすることになった。

その後もスムーズに運転。11時になる前に札幌のアパートに到着した。

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ここがアパート。

アパートと言っても2棟しかない。上と下だけだ。私は下の方。

2か月半ぶりの玄関を開けると何とも言えない臭いがしてきた。全ての部屋のカーテンを閉め切っていたので臭いが発生したのかもしれない。臭いの原因になるものは無いと思ったのだが…

早速家族3人で荷造りを始める。25日は早朝からトラックへの詰め込み作業をするため、荷物は多いが絶対に24日中に詰めなくてはいけない。

皆黙々と汗だくになりながら作業をする。親からは「何でお前はこんなに荷物が多いんだ!」と非難ごうごう。親には本当に申し訳ないと思いながらも、あまりにも非難が酷いのでさすがに少し頭にくる。


昼。段ボールが足りなくなった。近くにホーマックはあるのだが、段ボールを「買う」のは大変に勿体ないので近くにある大型スーパー「トライアル」へ段ボールをもらいに。ついでに昼ごはんも購入。私は寿司を購入。ここのトライアルに来るのは2か月半ぶりだ。

寿司について思うことがあった。釧路のトライアルと札幌のトライアル。両方とも寿司の値段は同じなのだが、圧倒的に釧路の方がネタが新鮮だ。それは今回だけではなく4か月前、札幌に引っ越したときから感じていた。釧路の鮮度が高いのはやはり港街だからなのだろう。寿司は大好きなので釧路に戻って本当に良かった。

昼食の小休憩を挟み、改めて荷造り作業を開始する。

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予算の都合で段ボールは全て店からのもらいもの。もし買うと40箱なら1万円はしてしまうので…


車の中でも少し説明は受けたのだが、今回の引っ越しで釧路の実家にはとても全ての荷物を置ききれないので必要のないものは全て売ることになった。

最初は冷蔵庫・洗濯機くらいと話していたが、あまりの荷物の多さに父親は切れかけ「売れるだけ売れ!」と言い出した。

急遽スマートフォンでリサイクル業者を調べて呼ぶことに。しかし、急な頼みだったのでどこも来てくれることはできない。15社くらい電話をしたところでようやく1社が当日中に来てくれるということになった。

夕方、業者が見積もりにきた。

机3台に椅子、本棚やカラーボックス10台、洗濯機に洗濯機台、冷蔵庫、オーブントースター、電子レンジ、電子炊飯ジャー、レンジ台、食器棚、他に小物多数。

もう泣きそうだった。洗濯機や電子レンジは仕方が無いと思っていたが、机は大変に思い入れの深い物だ。14年前、札幌デザイナー学院入学時に購入。何度も机で泣きながら漫画を数十本描いてきた思い入れの大変深い机だ。身体の一部のような感じだ。他に冷蔵庫も10万円して購入したのに数年しか使っていない。

思い入れの深い品ばかりで本当に泣きそうだった。できれば釧路に持って帰りたかった。ただそれは許されなかった。

見積もりが終了。ほとんどの物は値段が付かず、値段の付くものは全部でたったの3200円とのこと。全て買えば最低でも数十万円以上はしたはず。それがたったの3200円の価値にしかならない… 世の中とはこんなものだ。

机や本棚はリサイクル屋さんで持って行ってくれることすらできないので、更に他の業者を呼ばなくてはならないことになった。

午後5時。流石に焦っている。引っ越し業者で引き取ってくれる場合もあるとのことだったので引っ越し業者や便利屋、様々なところに電話した。しかしどこも処分に21000円~25000円の費用がかかるとのことだった。今回の引っ越しは親がお金を貸してくれて実行しているので親は大反対だ。

見るに見かねたリサイクル屋さんが知り合いの処分業者に電話をしてくれ、何とか8000円で持って行ってくれるということになった。親も背に腹は代えられないので納得。

これで思い出の机と本棚は全て「処分」されることになった。

でも釧路に持っていくにはトラックにも詰め込めないし、置くスペースも無いので仕方のないことだった。

午後10時、荷造り終了。釧路に持っていくものはこんな感じになった。


リビング
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寝室
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仕事部屋
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これだけ沢山の物を処分したにも関わらず、まだこれだけの物量がある。ほとんどが本と絵の資料だ。

夕食を取っていないので改めてトライアルへ。弁当もコンビニよりトライアルの方が安いのでこちらにした。私はどうしても生ものが食べたかったので改めて寿司を購入。夜だったので312円まで値段が下がっていた。

あまりにも疲れたので酒も購入。「札幌での最後の晩餐」を楽しんだ。だが心はもう泣きたい気持ちだ。

布団は片づけているので家族3人、余った段ボールを敷布団にして眠った。まるでホームレスの気分だった。


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最大55%オフになるようだ。早く知っていればこちらを使えば良かった! これから引っ越しをされる方は是非こちらで見積もりを取ってみてください。





……


本日25日、午前4時に起床。

トラックが未明に釧路を発ったのでもう着くと言うのだ。

眠い目をこすりながら朝食のおにぎりを食べる。

同時に札幌に住む従兄弟が手伝ってくれると言っていたので電話で呼ぶことにした。当然だがまだ眠っていた。

5時、トラックがアパート到着。

5時半過ぎ、雨も降りだしたので急いで搬入作業を開始した。

雨が本降りになる。

今回は残念ながら「箱車」を借りることができなかったのでオープンのトラックになった。そのため雨がどんどん荷物に流れ込んでいく。本当に運が悪い。

皆必死に搬入作業を進める。

物凄いペースで詰めたのでわずか1時間半で作業が終了した。父、叔父、その息子は皆力仕事なので作業が本当に早かった。ただかなり音が出たので周りの人たちには本当に迷惑をかけてしまったと思う。この場を借りてごめんなさい。

本当に少しだけ談笑をした後、7時半。トラックは釧路に向けて出発した。

直ぐに後を追いたかったのだが、管理会社に鍵を返したり清掃料を払わなければいけなかったので残る必要があった。そのおかげで従兄弟と色々話すことができたのでそれはそれで良かった。

本当は業者は12時に来る予定だったが、無理を言って9時前に来てもらった。清掃料と家賃72400円を払う。本当に死ぬほど痛い出費だ。ただ、これで2度と家賃を払う必要が無くなった。ここの業者は入居前から本当に感じが悪かったのでこれでもう話すことはないとなるとせいせいした。

家を出る前、最後に写真撮影。

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従兄弟も言っていたが本当に広い。物の多さが部屋を狭くしていたのだ。

これでもう2度とここに来ることは無い。ただ今は釧路での生活を満喫しているので「札幌への想い」は無かった。


帰り道、最初は私が運転していたが由仁町で父親にバトンタッチ。ほとんど眠ることができなかったので驚くほど眠いのだ。

道中、ほとんど寝ていた。

気が付いたのは帯広を過ぎた辺り。パーキングの売店で母がソフトクリームを買ってくれた。ありがたい。だがソフトクリームは今までに食べたことが無いほど硬かった(汗) 少し残念…

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釧路に近づくにつれ、頭の中を整理した。

思い入れのある机やそのほかの物を失ったことは本当に身を引き裂かれる思いだ。

ただ、これでもう札幌に住もうということは恐らく当分、いや一生無いと思う。余程のことが起きない限り、大好きな釧路、または道東地方でこれからは生活していきたいと思う。

まずは家を増築してそこを新しい「アトリエ」にしようと誓った。

それには200万~300万かかると見積もりで言われたので、何とか頑張って短期間で貯めるつもりだ。2年になるか3年になるかは分からないが、どのような手を使ってでもなるべく短期間で貯めるつもりだ。

アトリエを作れば今までの松本に無かった「大作」を作ることができる。やはり大作で勝負しなくては絵の世界では説得力も低い。

将来はブログでも書いてきた川湯温泉や標茶で本当に暮らすかもしれないが、アトリエを作って積極的に創作活動をすることが先だ。

アトリエでの大作作りに画家としての命運がかかっていると思う。

今32歳。もう子供を作って小学生に育っている人もいるという年代。私は何も築くことができていない。

画家として地位を獲得することが親を精神的に安定させる最善の方向性だ。

絵を描くのを勿論全力で楽しもうと思っている。だが、人としてやらなくてはいけないこともある。私も人だ。人としてこの日本で生活していかなくてはならない。そのためには安定した収入が必要だ。このことで親をいつも不安にさせてしまっている。このままでは安心して死ぬこともできないだろう。

私は半人前だ。

だから何としてでも、石にかじりついてでも真剣に頑張る。これしかない。


そんなことを考えているうちに実家へ到着。

私たちが高速を使っていたので先に着いてしまった。遅れること30分、トラックが到着。

実家の隣の伯父さんも助っ人で参戦してくれて、6人で搬入作業を始める。

搬出作業より搬入作業のほうが汗だくになった。

実家の庭にある離れの8畳の部屋にどんどん荷物を積み込む。ここでまた泣きたい事態が発覚。札幌での雨のせいで荷物がビチョビチョなのだ。布団もビチョビチョだし、本がフニャフニャになっている。家財を処分したことでもかなりのショックだったのでダブルパンチだ。

まるで何も無いところからの再スタートになってしまった。


全て終了して解散後、父親と改めてお礼回り。

こんな急行日程にも関わらす笑顔で対応してくれた皆さんに心からお礼をした。

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生まれてから学生時代が人生の第一章、パニック障害で専門学校を中退しての釧路生活が第二章。再びの札幌生活が第三章。そして今回が人生の第四章のスタートだと思っている。

今度こそ道を踏み外さない。せめて人並みに、いや、それ以上になって親を安心させ自分自身も地盤を築きたい。四章こそ真の意味での「大人・松本直樹」のスタートだと信じている。


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2日間の総走行距離 605キロ


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by naokiblog | 2017-06-26 00:14 | 日記 | Trackback | Comments(0)

画家・漫画家のM.ナオキ(本名:松本直樹)が、自分の作品を紹介したり温泉や旅のことを書いています。Webコミック雑誌「てんてる」にてVTuber虹河ラキと北海道を旅する漫画「ひょうひょう!」連載中。


by 画家活動時:松本直樹 漫画家活動時:M.ナオキ
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