茅沼温泉 モールガーデン ホテルむらぎし【廃墟】へ行ってきました 2018.04.19
2018年 04月 20日
晴。
(2020/06/09 加筆修正)
気温も高め。札幌や帯広では20℃を超えたらしい。日中はジャンパーも必要無く、パーカー一枚でも大丈夫であった。
日中は画材を買い出しに行ったついでではあるが、久しぶりに「釧路市立美術館」さんへ足を運んだ。
「釧路の美術を支えた画廊の仕事」という企画展が気になっていたためだ。
私が最も尊敬する佐々木榮松先生の作品をはじめ、増田誠先生など釧路の大正・昭和時代の歴史を作ってきた芸術家たちの作品が展示されていた。
こんな素晴らしい企画展が140円の入場料とは驚かされるばかりである。ゆっくり観たつもりではあったが、作品に圧倒されつつあっと言う間の1時間であった。
本題に戻る。
今日は温泉ブログを書いていくのだが、初めて廃墟の温泉施設へ行ってきたのでそのことについて書くこととする。
撮影をしてきたのは丁度1週間前であったが、標茶町茅沼温泉の一つ「モールガーデン ホテルむらぎし」さんだ。
こちらが外観。
壁も剥がれかけているのが分かる。よく館内を見ると魚が干してあったりタオルが干してあったりしたので、どなたかが住んでいるか、もしくは倉庫代わりに使用している可能性もある。
ただ、温泉施設としてはもう既に営業を終了して年月が流れている。
場所は釧路から標茶に向けて国道を走ると、左側に「憩いの家かや沼」さんに通じる道があるのだが、その反対である右側に曲がるとこの「モールガーデン ホテルむらぎし」さんに通じる道があるのだ。
周りには数えるほどの民家(もしくは別荘)が立ち並んでいる。
憩いの家かや沼さんは分かりやすい大きな看板が立っているのだが、むらぎしさんは小さな看板が一つあるだけで、標茶方面から釧路に向けての道だと山が邪魔をして看板を確認することすらできない。
大変に素晴らしい温泉施設なのだが、閉館となってしまったのはもしかするとこの施設へ続く道のりの視認性の悪さが原因の一つとなってしまったのかもしれない。
むらぎしさんについて改めて色々調べたのだが、閉館になったのは2007年4月のことらしい。
2007年という年は、私にとって2度目の札幌移住をするまだ少し前で、人生2度目の個展を開いた頃であった。温泉のことにはまだまだ興味が無く、何よりパニック障害の発作が酷くてお風呂自体が苦手な時期であった。
こちらはむらぎしさんを横から撮影。二つの建物は室内通路で繋がっており、奥の方が温泉施設と温水プールになる。
温泉はもちろんのこと、温水プールは大きな魅力の一つといってもよいだろう。
ここで少しだけ昔話をするが…
小学生時代の私は心臓病で、小学校5年生までプールで泳ぐことを禁止されていた。水泳が医者より解禁となってからは父と2人で時折むらぎしさんを訪れ、父が温泉に入浴している間、私はプールで一人水泳の練習を行う。中学生以降は水泳の授業も無かったため泳ぎが苦手なまま大人となってしまったのだが(笑)、今となっては本当に思い出深いむらぎしさんであった。
温泉についてはこちらも大変に魅力的で、なんと「3つの源泉」があったらしいのだ!
これは他の温泉施設でも滅多に見ることができない。
(加筆をしている2020年現在で相当数の温泉施設を取材してきましたが、十勝の丸美ヶ丘温泉ホテルさんのように「2つの源泉」というのは稀に出会うこともあるのですが、3つともなると遭遇する確率は更に低くなります…)
だからこそに閉鎖が悔やまれてならない。
ちなみに3つの源泉とは…
・ナトリウムー塩化物泉 (憩いの家かや沼さんと同じ種類のものと推測)
・含フッ素ー単純硫黄泉 (モール系の泉質)
・単純温泉
1つの施設で3つの温泉に入る事ができるなんてなんとも贅沢過ぎる。
私が年収1億円以上だったら閉鎖されたむらぎしさんを買い取って改装し、新たな温泉宿として経営したいくらいである 笑
加筆修正中の2020年現在では、2018年にこのブログを書いた時点でまだ営業をしていた「憩いの家かや沼」さんも長期休業へ。こちらも素晴らしい温泉だったため再開を望む熱い要望が続出し、改装工事をした上で将来再オープンをするという話も上がっているのだが、むらぎしさんも将来的に復活して欲しいのはきっと私だけではないだろう。
とりあえず、いつの日かむらぎしさんのモール温泉に入浴できることを期待しながら、自宅にてはモール温泉の入浴剤を使って気分だけでも幼き頃を思い出すことにします。
最後に玄関はこのような感じである。
こちらは少しだけ改修すればまだまだ現役復活できそうな感じだ。
まさか廃墟を巡るだけでは満足できないので、国道に戻り憩いの家かや沼さんの温泉に入浴してから自宅へ帰りました 笑
ついに訪ねた温泉がブログ掲載上だけで40ヶ所となった。(銭湯は除く)
ほぼほぼ釧路管内だけではあるが、かなりの施設を周ることができたと思う。だがしかし、温泉が多数存在する北海道道東地区。完全制覇への道のりはまだまだ長い。
最後に個展のお知らせ。(※加筆修正時点では既に終了していますので、当時の雰囲気のみお楽しみください。)
いよいよ今回の個展「松本直樹展 空と大地」も残すところ10日となった。
場所は北海道釧路市愛国の介護付有料老人ホーム悠和館さんです。
老人ホームではありますが、一般の方もご高覧可能ですので是非ともお越しください。
期間は30日の午前まで。
少しでも多くの方とお話をしたいので、絵の説明を聞きたいと言う方はご遠慮なくブログのコメント欄までご連絡をお待ちしております。お互いに時間を合わせて会場で合流すると言う形にしたいと思います。
応援クリック宜しくお願いします!
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(2020/06/09 加筆修正)
日中は画材を買い出しに行ったついでではあるが、久しぶりに「釧路市立美術館」さんへ足を運んだ。
「釧路の美術を支えた画廊の仕事」という企画展が気になっていたためだ。
私が最も尊敬する佐々木榮松先生の作品をはじめ、増田誠先生など釧路の大正・昭和時代の歴史を作ってきた芸術家たちの作品が展示されていた。
こんな素晴らしい企画展が140円の入場料とは驚かされるばかりである。ゆっくり観たつもりではあったが、作品に圧倒されつつあっと言う間の1時間であった。
本題に戻る。
今日は温泉ブログを書いていくのだが、初めて廃墟の温泉施設へ行ってきたのでそのことについて書くこととする。
撮影をしてきたのは丁度1週間前であったが、標茶町茅沼温泉の一つ「モールガーデン ホテルむらぎし」さんだ。
こちらが外観。
ただ、温泉施設としてはもう既に営業を終了して年月が流れている。
場所は釧路から標茶に向けて国道を走ると、左側に「憩いの家かや沼」さんに通じる道があるのだが、その反対である右側に曲がるとこの「モールガーデン ホテルむらぎし」さんに通じる道があるのだ。
周りには数えるほどの民家(もしくは別荘)が立ち並んでいる。
憩いの家かや沼さんは分かりやすい大きな看板が立っているのだが、むらぎしさんは小さな看板が一つあるだけで、標茶方面から釧路に向けての道だと山が邪魔をして看板を確認することすらできない。
大変に素晴らしい温泉施設なのだが、閉館となってしまったのはもしかするとこの施設へ続く道のりの視認性の悪さが原因の一つとなってしまったのかもしれない。
むらぎしさんについて改めて色々調べたのだが、閉館になったのは2007年4月のことらしい。
2007年という年は、私にとって2度目の札幌移住をするまだ少し前で、人生2度目の個展を開いた頃であった。温泉のことにはまだまだ興味が無く、何よりパニック障害の発作が酷くてお風呂自体が苦手な時期であった。
温泉はもちろんのこと、温水プールは大きな魅力の一つといってもよいだろう。
ここで少しだけ昔話をするが…
小学生時代の私は心臓病で、小学校5年生までプールで泳ぐことを禁止されていた。水泳が医者より解禁となってからは父と2人で時折むらぎしさんを訪れ、父が温泉に入浴している間、私はプールで一人水泳の練習を行う。中学生以降は水泳の授業も無かったため泳ぎが苦手なまま大人となってしまったのだが(笑)、今となっては本当に思い出深いむらぎしさんであった。
温泉についてはこちらも大変に魅力的で、なんと「3つの源泉」があったらしいのだ!
これは他の温泉施設でも滅多に見ることができない。
(加筆をしている2020年現在で相当数の温泉施設を取材してきましたが、十勝の丸美ヶ丘温泉ホテルさんのように「2つの源泉」というのは稀に出会うこともあるのですが、3つともなると遭遇する確率は更に低くなります…)
だからこそに閉鎖が悔やまれてならない。
ちなみに3つの源泉とは…
・ナトリウムー塩化物泉 (憩いの家かや沼さんと同じ種類のものと推測)
・含フッ素ー単純硫黄泉 (モール系の泉質)
・単純温泉
1つの施設で3つの温泉に入る事ができるなんてなんとも贅沢過ぎる。
私が年収1億円以上だったら閉鎖されたむらぎしさんを買い取って改装し、新たな温泉宿として経営したいくらいである 笑
加筆修正中の2020年現在では、2018年にこのブログを書いた時点でまだ営業をしていた「憩いの家かや沼」さんも長期休業へ。こちらも素晴らしい温泉だったため再開を望む熱い要望が続出し、改装工事をした上で将来再オープンをするという話も上がっているのだが、むらぎしさんも将来的に復活して欲しいのはきっと私だけではないだろう。
とりあえず、いつの日かむらぎしさんのモール温泉に入浴できることを期待しながら、自宅にてはモール温泉の入浴剤を使って気分だけでも幼き頃を思い出すことにします。
最後に玄関はこのような感じである。
茅沼温泉 モールガーデン ホテルむらぎし
閉鎖時期 2007年4月
泉質
・ナトリウムー塩化物泉
・含フッ素ー単純硫黄泉
・単純温泉
泉質
・ナトリウムー塩化物泉
・含フッ素ー単純硫黄泉
・単純温泉
住所 北海道川上郡標茶町字シラルトロエトロ16-25
まさか廃墟を巡るだけでは満足できないので、国道に戻り憩いの家かや沼さんの温泉に入浴してから自宅へ帰りました 笑
◆温泉カウンター◆
走行距離 58.1キロ
走行距離 58.1キロ
今まで訪ねた温泉 40(重複 14) 銭湯 9(重複 4) (2017年5月31日から)
そのうち入れた・飲泉した温泉 34(重複 13) 銭湯 9(重複 4)
ついに訪ねた温泉がブログ掲載上だけで40ヶ所となった。(銭湯は除く)
ほぼほぼ釧路管内だけではあるが、かなりの施設を周ることができたと思う。だがしかし、温泉が多数存在する北海道道東地区。完全制覇への道のりはまだまだ長い。
最後に個展のお知らせ。(※加筆修正時点では既に終了していますので、当時の雰囲気のみお楽しみください。)
いよいよ今回の個展「松本直樹展 空と大地」も残すところ10日となった。
老人ホームではありますが、一般の方もご高覧可能ですので是非ともお越しください。
期間は30日の午前まで。
少しでも多くの方とお話をしたいので、絵の説明を聞きたいと言う方はご遠慮なくブログのコメント欄までご連絡をお待ちしております。お互いに時間を合わせて会場で合流すると言う形にしたいと思います。
応援クリック宜しくお願いします!
Follow @m_naoki10
活動継続のために宜しければご支援くださいm(_ _)m
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by naokiblog
| 2018-04-20 01:44
| 温泉・銭湯・取材・旅(釧路)
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