弟子屈の旅前編 裏摩周と亀乃湯を取材 2018.09.14

曇り後霧。(9月14日)

気温はこの時期としてはやや高め。漫画にしても絵画にしても次の締め切りまでまだ少しだけ時間があるので、今日だけは少し寝坊をして起きることにした。

やはり睡眠は重要だ。いつもより2時間多く眠っただけで、体調は一気に回復した! 普段からこの位睡眠時間があると良いのだが…


今回と次回のブログは2018年9月12日から13日にかけて取材旅行をしたので、そのことについて書いていこうと思う。半月ぶりに温泉ネタもたっぷりあります(笑)


まずは12日。

本当は11日も取材だったのだが、1日日程が延びたため個人的には体調面で助かったと思ったのだが…

起床すると体調は最悪に近く、吐き気が止まらないかなりマズイ状態であった。

なんとか朝食を食べて吐き気止めを飲むもののあまり効果無し。


10:00に出発予定だったのだが、最後の最後まで取材を中止するか迷った上で出発。「最悪の場合は引き返そう」と思いながら… 半分は仕事として行くので休みたくは無かったのだ。

今回の目的地は弟子屈町。ザックリ言えば漫画「ひょうひょう!」の追加取材であった。そろそろ第2話のネームも開始しなければいけないので、震災後ではあったがこのタイミングでしか無かったのだ。

釧路町から出発後20分程で隣町の標茶町に入り最初の小さな住宅街がある塘路地区に差し掛かる。

ここには小さいながらも郵便局があるので、釧路町の局で出し忘れた手紙を出すことにする。

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この時点でもまだまだキツイ吐き気が襲っていたので本当に引き返そうかと思ったのだが、「あと20分走って標茶町中心部の病院がある所まで頑張ってみよう」と思い向かっていると、ようやく薬が効いてきたのか少しずつではあるが吐き気が楽になってきた。

そのまま中心部までたどり着き、取材を続行することを決める。

給油をして、飲み物を買いたかったことと標茶町の物流具合を見てみたかったのでドラッグストアへ。

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震災から1週間が経つが、果たして標茶町はどのくらいの物流が回復しているのであろうか…

飲み物に関しては難なくGET! 清涼飲料・炭酸飲料を含めて7割程まで回復していた。ただ、アイスや冷凍食品は2~3割程の回復具合。チルド食品もまだまだ5割と言った見た目であった。

これに関しては私の住む釧路町とほぼ同じ状態。

残念だったのが酪農が盛んな標茶町でありながら「牛乳」が1本も無かったところである。ここはチェーン店のドラッグストアなので、標茶町の牛乳はそもそも扱ってないのかもしれないが、標茶町の牛乳や牛乳を使用したアイスは絶品なので1日も早い回復を祈るばかりである。

ちなみに日曜雑貨や医薬品は全くを持って大丈夫であった。


ドラッグストアを後にした私は、再び弟子屈町へ向けて車を走らせた。吐き気はまだまだするのだが、とりあえず問題は無いだろうと言うところまで回復した。

普段は標茶町北部の磯分内地区を通過して弟子屈町に入るのだが、今日は北東部の虹別地区を通過し、一旦中標津町に入りとある場所へ向かったのだが…

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このような一面牧草地のような細い道を抜け…

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牛たちに挨拶をしながら…

トンネルを抜け山道を登った先に、こちらへ到着した。

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裏摩周展望台である。

いつもはメジャーなルートである、第一展望台や第三展望台から撮影取材をすることが多いのだが、より視野を広めるために裏側からの撮影を試みることにした。

ちなみに裏摩周は一人で来ることが初めてで、家族旅行などで最後に来たのも何十年前だか分からないくらい前だったのでとても新鮮に感じることができた。

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沢山湖面の写真を撮影したが、とりあえずナオキブログには一枚だけ載せておくことにする。

私の他にはご年配のご夫婦が1組いらっしゃっただけで、他に観光客は一切いない状態であった。

駐車場も閑古鳥が鳴いている…

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私の車ともう一台があるだけで、やはり今回の震災への不安がまだまだ観光客の方に強くあって、旅行を自重されている方が沢山いるのでは無いかと感じた。


少なくともここは全く大丈夫でした! 道外の皆様は安心して道東旅行をお楽しみください。


絵画の作画用に写真は沢山撮影したので、次は弟子屈町中心部へ向けて車を走らせることにした。

ここから中心部へ向かうには都合の良い道が無く、右回りでも左回りでもかなり遠回りするしか無いので音楽を楽しみながらゆったり車を走らせた。


40分程で到着。

本当は「ひょうひょう!」の件で弟子屈町でお世話になった沢山の方にお礼回りがしたかったのだが、アポもしっかり取っていなかったので1軒だけお伺いすることにした。

作中にも描いた「摩周湖のあいす」さんである。

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お店に入ると店員の男性と少しだけお話しすることができた。

本当はしっかりとお礼の気持ちをお伝えしたかったのだが、平日の日中にも関わらず混雑していたので簡単にだけお話をさせて戴いてソフトクリームを購入することにした。

漫画でご紹介した「特製ミルク」などは残念ながら今回の停電や節電期間の影響を受けて販売停止中で、ノーマルソフトのバニラ・チョコ・ミックスの3種類に限定しての販売であった。

しかし、震災後は大好きなソフトクリームを全く食べることができない状態が続いていたので、ありがたく購入させて戴いた。

摩周湖のあいすさんでは初めてノーマルのソフトクリームを食べたのだが、流石は摩周湖のあいすさん。本当に濃厚で最高に美味しかったです! 「これが特製ミルクじゃないの?」と良い意味で勘違いしてしまう程に美味しかったです!

これからも弟子屈町へ来た際には進んで食べようと思い次の目的地へ。

それがこちら。

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知る人ぞ知る秘湯「亀乃湯」さんである。

※ネットで調べると「亀の湯」と表示しているサイトが多いのだが、私は写真にある通り「亀乃湯」で書いていこうと思う。


弟子屈町は各所で温泉が湧いており、場所により泉質も様々である。なので、弟子屈町内を回るだけでいくつもの観光地を巡ったような気持ちとなり、温泉ファンには大変にありがたい町なのだ。


亀乃湯さんは、施設の前こそ何度も通ったことがあったのだが、気になりながらも一度も入浴するには至って無かった。

ワクワクしながら男湯側の扉を開ける。

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すると直ぐに脱衣所が現れた。

昭和チックな番台(と言うよりは受付)があり、お爺さんが座っていたので入浴料を支払い中に入る。男湯の客は私のみであった。

脱衣所を反対側から撮影するとこんな感じ。

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何ともシンプルな作りである。しかし、この昭和チックな雰囲気が秘湯の良い雰囲気を醸し出していた。

籠がいくつかあり、ここに服や荷物を入れる形だ。これも昭和チック!

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大変にレトロで素晴らしいのだが、剥き出しの状態であるし鍵付きのロッカーも無いので貴重品は車に入れて鍵をする等の対策を取った方が賢明であろう。

脱衣所の隅には昔ながらの体重計と、蛇口が撤去されていた洗面台が設置されていた。

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入浴の前に温泉分析書を撮影。

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泉温 74.0 ℃  pH 8.3

源泉はかなりの高温である。


このような貼り紙もあった。

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かなりの高温なので一時的な加水もされているとのこと。

では浴室へ入ることにする。

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浴室には6~8人が入れそうな湯船が1つのシンプルな構造であった。

湯は無色透明。特に匂いも無し。
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加水用の蛇口あり。

ただし、湯温は適温で加水する必要は一切無かった。


洗い場は6か所で水とお湯のカランが2つあり、シャワーは付いていなかった。

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この温泉施設の全てが昭和チックであり、昔ながらの温泉ファンにはたまらない場所であると感じた。

石鹸・シャンプー・リンスなどは設置していないため持参する必要がある。受付でも販売されていない。


まずはかけ湯をして入浴。

無色透明なので、一見すると普通の銭湯のお湯にも見えてしまうのだが、湯ざわりはやはり温泉水なのできめ細やかでキシキシ感もあった。

ネットで様々な方のレビューを見てみると「少しヌルっとした」と言う表現を使う方がいらっしゃったが、ヌルヌルのモール温泉へよく行く私としては「ヌルヌル感」よりも「キシキシ感」の方が強く印象として残った。この部分は普段から慣れている温泉の感触があるので人により様々かもしれない。

とにかく湯に入ることで「温泉」と言うことを強く実感することができるお湯であった。


宿へのチェックイン時刻も迫ってきていたので早めに身体を洗うことにする。

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風呂桶はカラフルであった。


お湯の蛇口はかなりの熱湯でそのまま触ると火傷しそうな程だ。水も同時に出して混ぜながら使用する。

泉温が74℃だったので「おそらく源泉をそのまま使用してるんだろうな~」と思って使用したのだが、後日調べてみると、やはりそれで間違い無いようであった。


身体を洗い再び入浴をしていると、他の入浴客が…

私と同年代くらいの男性で、受付のお爺さんとしばらく談笑をしていた。

きっと近くに住む常連さんなのだろう。常連さんを大切にする施設は長続きするよね。

このような公衆浴場風の温泉は全国的にも少しずつ少なくなっているだろうしいつまでも残って欲しい温泉であった。

私は短めに入浴を切り上げて本日宿泊の宿へ急ぐことにした。


弟子屈町 摩周温泉(旧 鐺別温泉) 亀乃湯
泉質 ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
営業時間 7:00~20:00
休館日 毎月5・15・25日
料金 大人300円
住所 北海道川上郡弟子屈町桜丘2丁目3-1
電話 015-482-2233

尚、亀の湯さんには飲用の水道が見当たらず、自動販売機なども設置されていなかったため、万が一のぼせた時のことを考えて飲料水を持参してきた方が良いかもしれない。

お風呂から上がったあとも30分以上汗が止まらず、本当に保温効果の高い温泉に感じることができた。寒い季節には特にオススメであろう。


その後、車に乗って宿へ向かおうと思ったところでチェックインの時間を30分間違えていることに気が付き、急遽自由な時間ができたので晩御飯を購入してから宿へ向かうことにしたのだが、長文になってしまったのでそれは次回のブログで…


◆◆温泉カウンター◆◆

●今回の走行距離
 計測中 km
●今まで訪ねた温泉(人工温泉含む)
 52(重複 19) 銭湯 9(重複 4) (2017年5月31日から)
●そのうち入れた・飲泉した温泉
 45(重複 18) 銭湯 9(重複 4)


今回は回ったところが沢山あったので、前・中・後編の3部に分けて書くことにしています。

近日中に中編も公開します!
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by naokiblog | 2018-09-15 23:45 | 温泉・銭湯・取材・旅(道東) | Trackback | Comments(0)

画家・漫画家のM.ナオキ(本名:松本直樹)が、自分の作品を紹介したり温泉や旅のことを書いています。Webコミック雑誌「てんてる」にてVTuber虹河ラキと北海道を旅する漫画「ひょうひょう!」連載中。


by 画家活動時:松本直樹 漫画活動時:M.ナオキ
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